『コンクリート』『ジャパニーズ』『サンデー』 内田喜郎 BLコミック


「何でもない。……俺は客なんだから、呼び捨てにするな」。

「怒らないでくれ…。君が、好きなんだ…」。お前が腰を痛めたら、俺が思う存分介護をしてやるっ!というか、させてくださいっ!正悟は、ベッドに寝ている颯太におかゆを食べさせるシーンを想像し、うっすらと笑みを浮かべた。

「じゃー何だよっ!一慧が死んじまったっ!俺達やっと両思いになったのにっ!」。自分の手を握りしめている玲司の手の体温が妙に心地よくて、勇太郎は切なくなる。これまで永田のために一生懸命頑張ってきたつもりだ。正悟は、のっそりと立ちあがった颯太をそっと抱きしめる。

何を失ったのかを覚えているなら──そして失ったものが大きければ大きいほど──穿たれた傷口が癒えることはない。「いや……その……芙羅明御に何事も起きていないかなと心配になって……」。「やめろっ!沖田、頼むからやめてくれっ!おまえはそんなことしなくていいんだ!」。星明かりなどないに等しい今、ところどころに置かれた篝火だけが光源だ。違うと言っても、信じてはもらえなかっただろう。澄んだ瞳が現れるかと思って待ってみたが、すっかり体力を消耗した兄のまぶたは、ぴくりとも動かなかった。

どうやら俺は、この男に……。「いや、出る」。どの倉庫で取引が行われるのか。「別に、緊張してるわけじゃ……」。「俺、日高さんのこと知りたい。俺のこともいろいろ教えたいけど、日高さんのことも、いっぱい知りたいよ」。遠くを見るような目で、真は過去を語る。「なに?もっと先まで進んでいーのか?だったら俺、学校に戻らない♪」。

「あぁ、ラコフスキ内閣の政策についてですね。それなら待って、資料がありますから」。「……おまえがいると、どうしても気が散る。集中したいんだ」。


ボーイズラブ小説作品紹介


「ただ懐いてるだけ」と言いつつ、周囲から見ればラブラブな二人、響と竜。今までのように抱き合ったり、頭を撫でたりしているだけなのに、以前とは違う……何やらドキドキする甘い感覚が芽ばえ、うろたえる二人だが……。そして、篠田をくどき続けて一年半……の時凰の前に、手強いライバルが出現!とろける笑顔で抱きあう篠田と男・正慶を思うと、時凰は仕事もうわの空で……。

タイトル:スローステップがお似合い2
著 者 名:高月まつり
レーベル:スローステップがお似合い
発 行 元:オークラ出版

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